ポートランドは今10日14時。日本では11日6時で、数時間後に
投票が始まりますね。
昨夜遅く、<ああなんかしなきゃ。時間がない>という焦りにとらわれたまま、
「<国>の賢いユーザーになるために:その2」をアップし、
さらに友人知人に「選挙に行ってください」メールを出しました。
一夜明けた今。
しっかり、自分の中のバックラッシュを食らっています(笑)
バックラッシュっていうのは、揺り返し、反発。
一方に激しく行き過ぎたら、がつんと反動が戻ってくる、アレです。
友人が親切に教えてくれた私の不覚を「ああ失敗した!よく考えてれば
わかるはずだったでしょ、恥ずかしい!」とジタバタしたり、自分でも
読み直して「これ、私が言われたらすごいキライな言い方じゃーん」と
ツッコんだり、「皆さんにいやな思いをおさせして、どうすんの。取り返し
つかないよ!嫌われちゃうよ!」と脅したり。
後悔先に立たず+あとを絶たず。
しょせん不慣れな初心者なんで、失敗はしょうがない、という声も聞きつつ、
自分の中で「ダメじゃん!」と突っ込むムチの痛さを改めて意識すると、
ああ、だからあたし、今までそういう話題の発言避けてたんだったよなあ、
と思い出しました。とろすぎるよね~(笑)
自分の意見表明って難しいです。
そのことで相手にいやな思いをさせたいなんて思っていないのに、
自分の意識していないさまざまなことが絡み合って、残念ながら
そうなっちゃうことがたくさんあります。
特に、私はこうだと思う!と強く思っていると、相手の立場を無視した
押し付けになりがち。私のやりがちなことです。
特に政治向きの話題は、そんな話し合いを私は長年避けていたので、
さまざまな方の考え方や行動を尊重しつつ、法律とかも意識しつつ、
自分も相手も満足いくように話すための経験が、ぜんぜん足りてないです。
(ううーん、初心者のくせに理想が高すぎる?)
そしてメールは、もっとちゃんと考えてから出そうと改めて思いました。
自分の意見をたくさんの人にお手軽に伝えられる便利さで、つい、
相手の人がそれぞれにどんな立場でどんな感じでそのトピックを考えているか、
想像して書く、というステップがおろそかになりました。
ご不快をおかけしてごめんなさいを言おうと思っても、たくさんの方に
送ってしまったので、どの方がいやな思いをされたかは、言って頂けるまで
わかりません。ああもう、ぴしっ!(←自分を鞭打つ音)
やっぱり、一方的になって書いたり話したりすると、きっちり揺り返しが
来て、バランスを取るものなんですね~。
焦るとろくなことがない、とわかってはいても、焦っている時はそれを
思い出す余裕もなく、一つの立場に偏って何かしてしまう。
他の方からの反応(フィードバック)を頂いて初めて、あ、偏ってた、と
やっとわかることも多い。
フィードバックへの私の最初の反応は「あ、痛い」だったりもするんで、
まずは自分をよしよしするところから始めますが(笑)
「おいおい、それはちょっと」とちゃんと教えて下さる方に恵まれていて、
ほんとうに有難いです。
そして、ここで「ああだからこんなこと言うのやめよう」になっちゃうと、
こんなに痛い思いをした意味がない。(←欲ばり)
せっかく揺り返しが来て教えてくれたんですし、ここからきっちり学んで、
次に生かしたいと思います。失敗は成功のモト。痛いから、むずかしいケド。
って、自分に言い聞かせモードですね:)
ご不快をおかけした方たちに、深く、お詫び申し上げます。
(これを見ていただける可能性はほとんどないので、私の自己満足に
過ぎないのですが)
たぶん今後も、みなさまにご不快をおかけすることがあると思います。
ほんとうに、ごめんなさい。
できるだけ、減らせるように努力します。
そして、それでも起きてしまう不快なぶつかり合いの中から、私に学ばせて
下さることに、本当に深く感謝します。できれば、みなさまにも何か得るものが
あればいいなと、願うしかできませんが、願っています。
香苗さま
こんにちは。
私は私と意見を異にする人は大切だと考えています。
なぜなら、異なる意見から、自分の中に新しい何かを見出したり、作り出したり出来ると思うから。
けれども、異なる意見は大切ですが、それは自分のコアがあってこそだと思うんですね。
太い幹は自分自身、そして異は枝や葉っぱの一部に。
(そうすれば、素敵な大きな大樹が出来そうでしょ!)
人から意見をもらって、不愉快になったり、傷ついたりした時こそ「気づき」の時だと思うよう心がけています。
そして、ある話題に関して話を展開する時(今回は政治かな)、様々な視点から見る必要があるとは思います。
けれども実際にはその中に含まれる要素全てを鑑みることは到底不可能なわけで、どこかで線引きしなければならなくなります。
どこで線を引くか、ここまでの知識で話を展開しようと決めるかは、自分次第。そして意見を構築し、形にしてアウトプットした後、必要があればさらに周りからの意見や書物などから学ぶことで、ますますその話題に関する見地は深まるのではないかと思うのです。
私自身、あれもこれも要素が多すぎてどうにもならない!と思い込み発散し、頓挫、意見構築に至らない事が殆どです。
ですから、今回香苗さんが新たに長年ふれずに来た話題について書き始めたというのは、素敵なことだと感じました。
(自分に向かって今書いている気がします(笑)。書いてごらんと。)
それから別ログですが、川原泉さんの「笑う大天使」続編が出ていたのですね。印象に残る作品でした。続き、早速探してみます。
それでは、これからもWeblog楽しみに読ませて頂きます。
お体お気をつけて。
ゆーかさま
再びのコメント有難うございます。
自分が核となる意見を持ち、違う意見と出会い、不快の中から
何か気づくことが大事。その通りですね。
私はさらに欲張りなので(笑)、意見の違いがあるときにも、できるだけ
不快を減らしたいんです。
不要な対立は、できるだけ減らしたいんですね。
その努力はできるだけして(もちろん完璧じゃないので、
「できるだけ」は他のもろもろの要素とのバランスですが)
その上で、必要な対立だと確信した上で、とことんやり合えれば
いいなと思っています。
ゆーかさまも、ぜひぜひご自分の意見をお書きになって、
すてきな大樹を育ててくださいませ。
ちなみに「夢だっていいじゃない」を含む続編は、文庫版の『笑う大天使』下巻に
3編とも入っています。
出版社はうろ覚えですが、白泉社だと思います。
ではでは、ゆーかさまもお体大切に!