コメント:0 Date:2004-12-17
…ええっと。お久しぶりでございます。
次は10月半ばに、などと予告しておきながら、いまや12月も半ば過ぎ。
ごめんなさい!
アメリカ大統領選がらみその他、いろいろネタはありながら、
まとまった時間が取れませんでした。
…っていうより、書くにはまとまった時間が必要、とか、
どうせ書くならちゃんと考えたい、残っちゃうんだし、とか、
そういう思い込みを再教育しないといけないんでしょうね~。
というわけで、軽く(?)リハビリです。
今日のネタは、「かなねこめがね」の小バージョンアップのお知らせ。
これまで別立てだったブログと統一されました。
MI-projectさん、特にizmooさん、ありがとう!
「かなねこめがね」が更新された際にお知らせするサービス、
今回初めて使ってみます。
「知らせて」って言ったのにお知らせが来ないという方(すみません!)
今後知らせてほしいとお思いの方、cafekohan@aol.comまで
お知らせ下さいませ。
今後もサイト全体の手直しをしていく予定ですが、例によって
予定は未定なので、気長に乞うご期待!です。
ついでに近況報告を。
香苗がポートランド・プロセス・ワーク・センター(PWCP)に
在学中なのはご存知の方も多いと思いますが、ようやく、
05年5月に卒業が決まりました。
99年1月の入学以来、卒業まで6年半ですよ。
ふ~。いやいや、長かった~。
(それでも卒業が早いほうです。最長在学記録はたしか13年!)
PWCPには現在3つのコースがありますが、私はずっとプロセス
ワーク修士課程(MAPW)にいて、04年4月にそこを卒業した後
ディプロマ・プログラム(DP)に編入し、今はDPに在学中です。
PW修士は基本的にPWについての知識があることを証明するだけで、
DPを修了して初めて「認定プロセスワーカー(diplomate)」になり、
臨床にプロセスワークを使う実力があると認められることになるんですね。
なので、私は今現在PW修士ですが、まだ認定プロセスワーカーでは
ありません。来年5月に卒業試験を受けてやっと一人前です。
ただ、卒業試験には絶対落ちないという制度になっているので、
試験を受ける許可をもらった時点で卒業は確定なのですが。
PWの資格制度は、お茶や踊りなどの日本の芸事を考えると
わかりやすいなと私は思っています。
DPを卒業すると、「認定プロセスワーカー」という名前を頂いて
「名取」になり、そこで初めて流儀の正式な一員として認められる。
卒業試験はその能力を先輩方にお見せする襲名披露公演、って感じかな。
お家元(PWの場合はアーニーね)の下に高弟(マックスとかジュリーとか)がいて、
弟子はふだんは高弟たちに稽古(セッション)をつけてもらい、たま~に
お家元じきじきに教えてもらえる、っていうのもいっしょ。
名取になったからといって終わりではなく、むしろそこからが始まり。
以後の精進にこそ、その人の芸の真価がかかってきます。
PWCPでは、卒業後一定年数に満たないとPWCPで教えたり
試験官になったりできませんが、それも「名取」の上に「師範」が
あるようなものじゃないかと。
一生精進、なんですよね~。
PWを学ぶことを禅宗の修業にたとえることも多いのですが、
私はしょせん世俗の徒、芸事にたとえるほうがぴったりします:)
昔小唄を習っていたころ、師匠と一対一で稽古をつけてもらったのと、
(いちおう名取なんだよん)
今スーパーバイザーと一対一でワークにダメだしをしてもらうのと、
思えばよく似ています。
師匠の名人芸に憧れて、いつかあんなふうに踊れたらと夢見つつ、
まだまだ基本の歩き方さえおぼつかない弟子、って感じでしょうか。
「腰を落とす!」
「はいっ」
「今度は落とし過ぎ!」
「はいっ」
…私とスーパーバイザーとのやり取りは基本的にコレって気がする(笑)
(注:現実のスーパーバイザーたちはもっと思いやり深いです。念のため)
そして、けっこうつらいこの繰り返しの中で、ごくごく稀に、
自分ではない何かに動かされたかのような、すべてがうまくいく一瞬が、
恩寵のようにやってきます。
そこですべてが報われちゃう(笑)
そして、続けちゃうんです。
(うーん、これって依存(アディクション)とも言う?)
私は昔から、芸道修行とか道を極めるとかにツボを押されまくる
タイプなんですが、それにプロセスワーク用語をあてはめると、
「スピリチュアル」なやつ、ということになるんじゃないかと思います。
(ちなみに、依存とスピリチュアリティはけっこう密接に関連してます)
まあ、そういうタイプだから上のような物語を作っちゃうわけで、
PWを学ぶ人がみんな同じような体験をするってわけじゃないんですが。
…でも、やっぱり修行好きが多い気はする(笑)