降るときはいつも土砂降り?
矢継ぎばやの更新が続いておりますが(笑)
再びアチェ支援をめぐるイベントのお知らせです。
ニンジャ(NINDJA)インドネシア民主化ネットワークさんからの
メールを以下に貼り付けます。
東京か福岡にお住まいの方、よろしければいらしてみてください。
そして感想などをコメントでお知らせいただければうれしいです。
香苗個人は行けないので~。
以下引用:::::::::::::::::::::
東京と福岡の学生のイベントを2つ紹介させていただきます。お近くの方、ぜひお
立ち寄りください! 詳細についてのお問い合わせは、ニンジャ
■Sophia Tsunami Volunteers 写真展~スマトラ島沖地震・大津波被災者の今~
日時 5月9日(月)~5月13日(金)10:00~17:00
会場 上智大学2号館1階 上智大学カトリックセンター
入場無料
主催 Sophia Tsunami Volunteers
共催 上智大学アジア文化研究所、上智大学カトリックセンター
写真展の開催にあたって
STV(Sophia Tsunami Volunteers)は、昨年12月26日、インドネシア・スマト
ラ島沖で起こった地震・津波の被災者に対し、何らかのアクションを行おうと、
上智大学の学生を中心に結成されました。結成直後の1月には、大学構内での募金
活動や写真展などを行い、集まった募金46万円を、カリタスジャパン、NINDJA
(インドネシア民主化支援ネットワーク)、ACHRという3団体を通してインドネシ
ア・スリランカの被災地に送金しました。
さまざまな国や団体による国際的な支援活動は、今回の地震・津波の件でも大
きく取り上げられました。このような活動が知名度を増すにつれ、「国際協力」
に興味を持つ人口もますます増えてきています。今回の津波支援に関しても、大
学生に始まり、中高生、果ては小学生にいたるまで、さまざまなかたちで被災者
の方々のためにアクションを起こしていました。しかし、専門性をもたないわた
したち学生に出来ることは、とかく「お金を送る」とか、「物を送る」だけ、と
いった活動に終始してしまいがちです。もちろんそれも大切なのですが、もっと
も大切なのは、現地のことを知り、また現地の人と心を共有することではないで
しょうか。国際協力の前提には相互理解が不可欠であるとわたしは思います。
そんな思いを持ちながら、今年3月STVのメンバー数名はカウンターパートであ
るNINDJAメンバーとともにインドネシア・アチェを訪れました。被災から2カ月が
経ち、現在では報道されることも稀になってきましたが、被災地の状況はいまだ
復興と呼べる段階ではありません。また、アチェはインドネシアからの分離独立
を願うゲリラとインドネシア国軍の間で衝突が続いており、津波の被災後も民衆
が抑圧される構造を残したままとなっています。この写真展は、わたしたちSTVの
学生たちが見たアチェの現状を切り取ったものとなっています。この写真展がみ
なさんとアチェをつなぐ相互理解のきっかけになれば幸いです。
■リンク!スマトラ チャリティコンサート Project-N 2
日時 5月28日(土)16:30~19:30(開場16:00)
会場 西南学院中・高等学校チャペル
前売りカンパチケット200円、当日カンパチケット300円
チャリティコンサートの開催にあたって
わたし、永田賢介は、昨年度まだ学内ボランティアサークル・学生YM(W) CA
に所属していたころ、活動の一環として大学祭期間中に、中越震災の被災者の方
々を支援するため『Project-N』という名称で募金活動を、責任者として行いまし
た(名前の『N』の由来はNigata=新潟、Nihon=日本、Ningen=人間、3つの『N』
が、つながりあうことを願ったものです)。
結果、金額としては22万5974円が集まり、それらのお金は現地で被災者ととも
に復興に向かい、ボランティア活動をされている団体「中越元気村」様のところ
に送らせていただきました。しかしこのプロジェクトの本来の利益はお金ではな
く、学校、教職員、学生、サークル、大学祭のお客様などがつながり、大きくな
ったこと。無関係ではなく、誰かのためではなく、関心がもてること、自分と向
き合うことだったような気がします。問題提起をしたProject-Nはしばらく休止し、
また人々やマスコミが忘れかけたころに、発動するはずだったのですが、残念な
ことに、その直後の12月26日、スマトラ沖震災が起きてしまいました。
そこで、『リンク!スマトラ チャリティコンサート PROJECT-N 2』という名
称のもと、今回は新潟ではなく、インドネシアのアチェに義捐金を送ることにし
ました。今回の震災は、その規模のために世界中で話題になり、かつてないスピー
ドで、多額の義捐金が集まりました、しかし内戦の続くアチェでは支援活動に大
幅な遅れが出ています。国軍は、いまだ兵力の3分の1を軍事作戦にあてており、
届けられた援助物資は軍用飛行場に積みあがったままだそうです。被災した国軍
の家族が優先されているとの情報もあります。また世界の汚職ワースト8で、政府
予算の30%が汚職で消えるインドネシアでは、アチェへ向けられる援助の多くが
不正に流用されてしまうとの警告も出されています。
わたしはこのような状況を、チャリティを通して学び、また人びとに伝えてい
くことも考え、1998年に結成された「インドネシア民主化支援ネットワーク(通
称 NINDJA)」と呼ばれる、ボランティアで支えられた小さな NGO(非政府組織)
とともに支援をおこなうことにしました。彼らの築きあげてきたネットワークを
活かせば、きっと大きな団体では行き届かないような場所への支援も可能になる
でしょう(2月4日より、第一次支援活動のため、メンバーが北アチェ県に入った
そうです)。
今回、街頭募金ではなく、チャリティコンサートという形をとったのは、多く
の、幅広い層の人たちに興味を持ってもらうため、被災者を支援したいと想う気
持ちを、理屈だけでなく、感性で訴えかけることのできる芸術を【コトバ】とし
て選んだからであり、また、団体としてサークル活動の一環ではなく、動きにく
く、部費などの運営費用も無いにもかかわらず、個人主催にしたのは、「組織や
お金は目的ではなく、あくまで手段であること」「お金も後ろ盾もない一人の人
間でも、人とつながっていくことによって、そこから世の中に影響力を与えられ
る力を持つということ」を、自身の身をもって証明したいと考えたからです(し
かし、ビラの印刷などにどうしてもやむを得ずかかる運営費は、本来の入場カン
パチケットのほかに、特別賛同者用に、運営費込みカンパチケット<200円入場+
300円運営費カンパ>を作成します)。
誰かに優しくするということは、困っている誰かがいるということ、早く
Project-Nを封印できる世の中になるために。そして『想像することは、創造する
こと』僕たち個人は決して無力ではありません、どんな世界も創れるはずです。
皆様の暖かいご協力とご理解をお願いいたします。
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●『アチェの声―戦争、日常そしてTSUNAMI』
佐伯奈津子著、コモンズ、本体1700円+税/四六判208ページ
詳しくは
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インドネシア民主化支援ネットワーク
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