明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年は、目指せ月初めに一回更新、です。
（みなさまに言挙げしておけば守るだろう！＞自分）

で、年初から去年の話で恐縮ですが、06年トップは
うれしい話で飾りましょう。
12月19日20日に行われた、爆風スランプ再結成ライブ
「45歳のフェス」に行った話:）

私が爆風のコンサートに通っていたのは80年代後半で、
突き抜けておバカな曲を真正面から歌うサンプラザ中野が
ほんと大好きでした。
一番のお気に入りは「せたがやたがやせ」と「たいやきやいた」。
それと張るのが「無理だ！」。
アルバム「しあわせ」に集まってる笑えて切ない青春歌謡たち、
「The Goodbye」「大きなたまねぎの下で」「青春りっしんべん」
「美人天国」「女の道」というラインを愛してました。
もちろん「よい」や「週間東京少女A」「ちゃんちゃらおかP音頭」も
落とせません。

1月8日のコンサートをだけを楽しみに 1月半ば提出の修論を
書いていたら、昭和天皇の死で「自粛」されてしまったのも
いい思い出です。
なんたって場所が武道館だったからね。
（ってその時期はすべての「歌舞音曲」が自粛されたけど）
悲憤慷慨したものですが、その分のコンサートを後でやった時
席が前から3列目に変わって、すごく得したのが嬉しかったの:）））

でも私にとっての爆風は、ある意味「Runner」で終わっています。
ファンクラブだけの緊急ライブでベースの江川ほーじんの
脱退が発表され、そこで初めて演奏された曲が「Runner」で、
（まだ名前もついていなかったかな）
ぶっちぎりでかっこいい曲だったんだけど、なんか違う、
と思ったのよね。
私の好きなお笑いの部分もぶっちぎられた気がして。
ああ、かっこいい方に行っちゃうのかあ、みたいな。
ほーじんの代わりに入ったベースも若くて見た目がよかったし。

そしたらそれが大ヒット。
やっぱり世間様はそっちが好きなのね、と私はちょっと
拗ねたんでしょうね。
その後私はインドネシアに行ってしまい、そのアルバム以後の
ヒット曲「旅人よ」「45歳の地図」とかは今回のライブで聞くまで
ちゃんと聞いたことがありませんでした。
99年に爆風が活動停止していたのも知らなかった。
ファンの風上にも置けませんねー。

もひとつ言うなら、「Runner」はやむにやまれぬ理由で
心を残しながら陸上部をやめる少年の話で、当然ほーじんさんの
脱退に重なる。
自分が脱けたら急にバンドがメジャーになって、それまで
いっしょに苦労してきた仲間が「ベストテン」に出ているのを、
彼はどんな思いで見てたんだろうと私は今でも思っちゃいます。

でもね、先月久しぶりにサンちゃんをTVのトーク番組で見て、
ライブがあると知ったら、なんだかわくわくしてチケットを
取っちゃいました。

12月19日「恋愛の日」20日「青春の日」の二日連続で、
私の好きな曲は青春の日に多かったんだけど、残念ながら
20日は仕事だったんで「恋愛の日」のみ。
でも「せたがやたがやせ」「美人天国」「愛がいそいでる」など
お気に入りが聞けたんでかーなり満足：）
（でももうコンサートの間ずっとタテノリで踊るのは無理で、
　しみじみ年を感じましたよ）

そして何より、トークの中のサンちゃんの一言、
「7年間、待っててくれてありがとー！他のバンドの
コンサートなんか行かないぞって待っててくれた君たちー！
あ、でもお笑いには行っちゃったかもしれないな」で
長年のしこり（笑）が解けました。
そうか、やっぱりサンちゃんはお笑いを愛していたのか:）））

初めてちゃんと聞いてみたら、「45歳の地図」もちょっと
いい線行ってたし。
45歳になったサンちゃん、お笑いを恥じない爆風、
またライブやってね。
今度は新曲もいっしょに歌えるようになって行くわ：）

このライブを見てみたいという皆様、パソコンで見られるTV
Gyaoで2月1日まで放映中です。
2日分を編集して、バンドへのインタビューも交えた1時間半。
よろしければご覧になってみてくださいまし。

あ、でも悲しいオチもあるのだった。
せっかく大人になったので、爆風のCD全部、というオトナ買いを
しようとアマゾンに行ってみたら、Runner以前のアルバム
「よい」「しあわせ」「楽」「Jungle」とかは売ってないのよ～（涙）

実は私は当時もレコードは買ってなくて、全部友だちに
ダビングしてもらったカセットテープのままです。
なんたって「青春りっしんべん」の中に「コンパクト
ディスクだ～からお・と・が・いいでしょ」って歌詞が
あるくらいの時代だ。

ああ、孝行をしたい時には親はなし（ちょっと違うー）。
どっかで買えないかなあ。