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プロセスワーク
  庵主が学んでいる心理療法(プロセスワーク/プロセス指向心理学)についてまとめてみました。あくまでも香苗個人の2003年現在の理解としてお読みください。
  いくつかの特徴
特徴のひとつは、人間が発するシグナルの整理の仕方と見つけ方。シグナルはまず、意図されたもの/自分のその時の意識に近いものと、意図されないもの/意識から遠いものに分けられます。それを、主に視覚・聴覚・身体感覚・動き・対人関係・世界という6つのチャンネルに整理して把握しやすくします。ただし、シグナルを送っているのはその人個人の意識ではなく、背後にある「ドリーミング」だ、と考えます。
「ドリーミング」から発されるシグナルのうち、なにかしらの理由で意識から排除されるシグナルは、それでもメッセージを届けようとして、病気や人間関係のトラブルや事故など意識された自己からすれば問題となるような現れ方もします。そこで「問題の中に答えがある」と考え、そのようなシグナルをていねいに扱って、なにかしらの気づきが得られるように手助けするのがプロセスワークの方法になります。よく使われるスキルとしては、そのシグナルから感覚的につかみやすい情報を得て、そこから人物や動物や物体、精霊などのイメージ(ドリーム・フィギュア/夢人物)を想像したり、絵や動きや音を使ったり、またイメージとの対話(ロール・プレイ)やドリーム・フィギュアになりきってみること(シェイプ・シフティング)などがあります。

いかなるスキルを使う際も、たいへん重要なのが、その介入に対するフィードバックを見ることです。これが、その介入がその人/グループのプロセスに沿っているかどうか、次に何をすればよいかを示すガイドになります。

その展開として、昏睡状態の人や死に近づいたひとが発するごく微細なシグナルを見いだし、主に語りかけとボディワークで関わってフィードバックを見ていくコーマワークがあります。

もう一つの特徴は、個人の内面の葛藤解決のために役立つ視点やスキルは集団・組織や社会の葛藤対立にも応用できるとする信念。そのため、80年代からグループプロセス/ワールドワーク、あるいはオープン・フォーラムといった集団のワーク技法を発展させています。90年代からは、1,2年に1回の割で、世界の30カ国近くから数百人を集めるワールドワークが開催されています。
この試みは、「ドリーミング」が集団や社会の場全体を作り出し、個人はその表現として、場があらかじめ持ついくつかのロール/パートや二項対立に引き込まれドラマを演じる、という考え方に基づいています。その場で何が起きているのか、一方に偏らず全体に気づいていくことが奨励され、そのため異なるロール同士の対話が重視されます。そして、その場にあるあらゆる声、およびその源泉となる「ドリーミング」に気づいていこうとする「ディープ・デモクラシー」という考え方が生まれました。「ディープ・デモクラシー」は逆に、個人の内面にあるさまざまな部分にできる限り気づいていこうとする態度として、個人を見る視点としても役立ちます。





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